セロトニンが足りない

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冬というよりかは、日照時間の少なさと体温を上げる手間が増えるせいで、12月くらいから毎日どんよりした、突き抜けない心地になっている。

そういうときは普段より神経質になってカリカリしちゃうし、思考が弱くなったり、やらなきゃいけないことができなくなったり、気持ちの起伏がずっと底の方で波打っているので、感動や気力がどんどん遠のいているのを実感している。

冬だから仕方ないというよりかは、セロトニンが足りない。朝日を浴びても、沢山運動しても、ドラムも叩いて体を温めても、突き抜けない。突き抜けないから生活しても音楽してもこのままで良いのかと不安になってまた気分が沈むスパイラルに陥っている。

 

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思えば毎年冬はそうなっていて、健康と不調を言葉で切り分けて季節性うつみたいな言葉を嵌めて、何でもかんでも病名をつけて「あぁ病気だ(でも病気だと思ったら安心した)」と安息を得るのもなんだか幼稚な気がして受け付けない自分がいる。

毎年何かしら人間はこうならないように、時期によってイベントを作っているので気力がここまで底を打つことが無いんだけど、今年はイベントごとが無くなっていく特殊な事情になるのを分かっていたにも関わらず、自分の心の準備をしておらず、まともにダメージを喰らってしまっている。とりあえず、沢山寝るかなぁ。