90のビート
最近の雑記です。
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思考の癖のせいで「なんで音楽やっているのか」に引き続いて「いつまで音楽をやるのか」という問いもちらほらと姿を見せたりする。
「大学卒業を契機に音楽を止める」という素晴らしい青春の決断ができなかった僕は、卒業から随分と時の経った先週のUPSETの楽屋で、ガストバーナーのメンバーとこれから控える「老い」の話をしていた(加納さんはいなかったけど)。みんなそれぞれの「老い」を迎える心境を語る中で、僕ははるきちさんに「老いてかっこいいビートを叩きたい。90歳とかで関節が動かなくてボロボロのビートを叩いているのにかっこいいと思われたいので、今から全力でやらないとダメだと思います」的なことをWEEZERを引き合いに出しながら言った(と思う)。はるきちさんは僕の拙い意見を「へぇー!」みたいな顔で話を聞いてくれていた。90歳になったらこの話を思い出したい。
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ライブのアンコールは嬉しいのに、緊急事態宣言のアンコールは全然嬉しくない。しかも長い。
去年の頭までは何も気を揉むことなくライブ当日を迎えて感動したり悔しくなったりしていたけれど、今は「果たして来月決まっているイベントは開催されるのか」という本当に余計な心配をしながら準備をしなきゃいけない世の中になった。
「もしかしたらイベント開催できないかも」という一抹の不安は「開催されなくなったら後悔して立ち直るのに時間がかかるから気持ちを入れすぎないようにしよう」という人間の心の防衛反応を引き起こす。その防衛反応に構っていると、無事に開催されても突き抜けたライブができなくなってしまう。
なので、すごく腹が立つし、すごく疲れるんだけど、僕は一々「開催されないかも」という暗雲を払い「シンプルに良いライブする」ことに全力を尽くすようにしている。だから万一開催できない運びになったらすごく落ち込むし、この一連の「本来なら発生することすらない気揉み」をひたすらに恨むのである。その方が人間らしくて好きだけどね。
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ZOOZはこんな状況なのに、もう「次の次に出すアルバム」の話をしている。一体どういう神経をしているんだろう。本当なんなの。